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UGCとは?口コミを増やして売上につなげる集め方と活用法

UGCとは?口コミを増やして売上につなげる集め方と活用法

「広告より口コミのほうが信じられる」という消費者は増えています。一方で、自社ではUGCがなかなか集まらないと悩む企業も多いはずです。本記事では、UGCの基本から増やす仕掛け7選、広告やECでの活用法、権利許諾の注意点までを解説します。結論、UGCは「集める仕掛け」と「使う場所」をセットで設計すると成果につながります。

UGCとは|インフルエンサー投稿との違い

UGCとは、企業ではなく一般のユーザーが自発的に作るコンテンツのことです。User Generated Contentの略で、「ユーザー生成コンテンツ」と訳されます。

代表例は次のとおりです。

  • SNSでの商品写真つき投稿や感想
  • ECサイトやGoogleマップのレビュー
  • ブログ・YouTubeでの使用レポート

インフルエンサー投稿との最大の違いは、報酬の有無です。UGCは見返りを前提としない自発的な発信のため、実体験として読まれます。

項目UGCインフルエンサー投稿企業発信
発信者一般ユーザー契約した発信者企業自身
報酬なしあり
読まれ方実体験・本音広告として認識宣伝として認識
内容の統制できないある程度可能完全に可能

なお、対価を渡して投稿を依頼した場合はUGCではなく広告です。2023年10月施行のステマ規制により、広告と分かる表示が義務づけられています。

UGCが購買に効く理由とAI検索への影響

UGCが購買に効く理由は、同じ立場の消費者による実体験だからです。さらに2026年時点では、AI検索の回答にも口コミが引用され、露出への影響が大きくなっています。

購買に効く理由は主に3つです。

  1. 信頼性:利害関係のない第三者の情報は信頼されやすい傾向があります(ウィンザー効果)。
  2. 具体性:サイズ感や使用シーンなど、企業写真では伝わらない情報を補えます。
  3. 接触量:ユーザーが作るため、企業の制作リソースを超えてコンテンツが増えます。

AI検索への影響も見逃せません。ChatGPTやGoogleのAIによる概要は、レビューやSNS上の評判を参照して回答を組み立てます。口コミの量と質が乏しいと、AIの推薦候補から漏れやすくなります。「AIに選ばれる状態」を作る意味でも、UGCの重要性は高まっています。

UGCが生まれやすい商材・生まれにくい商材

UGCはどんな商材でも生まれるわけではありません。仕掛けに投資する前に、自社商材の向き不向きを見極めることが先決です。

商材タイプUGCの出やすさ取るべき戦略
飲食・旅行・コスメ・ファッション出やすいハッシュタグ+投稿特典
ガジェット・ホビー出やすいレビュー依頼+開封体験の演出
BtoB商材(システム・部品など)出にくい導入事例・お客様の声へ振り替え
コンプレックス系(美容医療・育毛など)出にくい匿名アンケート・レビューへ振り替え

よくある失敗が、出にくい商材で無理にハッシュタグキャンペーンを行うケースです。業務システムや「購入を知られたくない」商材では、顧客に投稿する動機がありません。結果として景品目当ての無関係な投稿だけが集まり、費用対効果が合わなくなります。

判断基準は「顧客が自分のSNSでシェアしたくなる理由があるか」です。理由が見つからない場合は、企業側が声を聞きに行く「顧客の声コンテンツ」に切り替えます。導入事例インタビューやアンケート、Googleの口コミ収集が代表的な形です。作り手は企業でも、第三者の実体験を届けるという価値は同じです。

UGCを増やす仕掛け7選(ハッシュタグ・特典・体験設計)

UGCは待っていても増えません。投稿の「きっかけ」「見本」「見返り」を意図的に設計します。

1. 公式ハッシュタグを決めて告知する

まず投稿の受け皿となる公式タグを1つ決めます。短く読みやすく、他ブランドと重複しないことが条件です。プロフィール欄・店頭POP・商品同梱物に明記し、迷わず使える状態にします。

2. 投稿特典を用意する

「投稿画面の提示で次回10%割引」など、小さな見返りが投稿の後押しになります。特典は景品表示法の上限内で設計します。値引きより「限定メニュー」など体験型の特典のほうが、投稿の質が上がりやすい傾向があります。

3. 撮りたくなる体験を設計する

商品や店舗側に「撮る理由」を仕込みます。フォトスポット、開封時のメッセージカード、映える盛り付けなどです。撮影OKの明示だけでも、投稿のハードルは下がります。

4. 購入後のフォローで投稿を依頼する

ECなら同梱チラシやフォローアップメールで投稿を依頼します。依頼のタイミングは商品到着後1週間以内が目安です。「#〇〇で投稿すると公式で紹介します」など、行動を1つだけ具体的に示します。

5. 公式アカウントでUGCを紹介する

集まった投稿を公式SNSやサイトで紹介します。紹介されること自体が見返りになり、次の投稿を生む循環ができます。紹介時は投稿者への許諾とアカウント名の表記を忘れずに行います。

6. レビュー導線を短くする

レビューを増やしたい場合は、投稿までのステップを減らします。QRコードで投稿ページへ直行させ、入力項目を最小限にします。星評価と一言だけでも投稿できる形が有効です。

7. キャンペーンで初動をつくる

投稿がゼロの状態では、他のユーザーも投稿しにくいものです。フォロー&投稿キャンペーンで初動の投稿数を確保します。ただし豪華すぎる景品は無関係な応募を集めるため、自社顧客が喜ぶ範囲に抑えます。

集めたUGCの活用先(広告・LP・EC・店頭)

UGCは集めて終わりではありません。顧客が購入を迷う場面に配置してこそ、売上につながります。

  • 広告クリエイティブ:投稿風の画像・動画をMeta広告などに使います。作り込んだ広告より自然に受け取られ、反応の改善が期待できます。
  • LP(ランディングページ):申込ボタン付近に口コミを配置し、直前の不安を解消します。
  • EC商品ページ:レビューと投稿写真でサイズ感・使用感を補足します。
  • 店頭:「SNSで話題」のPOP掲示や、QRコードから投稿一覧への誘導が使えます。
  • 営業資料・採用:BtoBでは顧客の声を提案資料や導入事例ページに反映します。

いずれの場合も、次章の権利許諾を済ませてから使います。

権利許諾の取り方と注意点

他人の投稿には著作権や肖像権があります。広告やサイトへの転載には、投稿者の許諾が事前に必要です。

許諾取得の基本手順は次のとおりです。

  1. 使いたい投稿にコメントまたはDMで、利用目的と掲載場所を伝える
  2. 同意の返信をもらい、スクリーンショットなどで記録を残す
  3. 掲載時に投稿者のアカウント名を明記する
  4. 削除依頼を受けたら、すみやかに取り下げる

注意点も押さえておきます。SNS公式の埋め込み機能での表示と、スクリーンショット転載では扱いが異なります。転載には原則として許諾が要ると考えてください。投稿に写り込んだ第三者の肖像権にも配慮が必要です。

また、化粧品や健康食品のUGCを広告に使う場合は注意が要ります。効果効能をうたう投稿を広告に転用すると、広告主の表現として薬機法・景表法の規制対象になります。

効果測定の考え方

UGCの効果は「量」「質」「売上への波及」の3段階で測ります。最初から売上だけを追うと、施策の良し悪しを判断できません。

  • :公式ハッシュタグの投稿数、レビュー件数、メンション数を月次で追います。
  • :写真つきか、感想が具体的か、ポジティブとネガティブの比率はどうかを見ます。
  • 波及:UGC活用広告と通常広告のCTR・CVR比較、指名検索数の推移を確認します。

分かりやすいのは広告でのABテストです。同じ配信条件でUGC素材と通常素材を比較すれば、効果を数字で判断できます。レビュー件数と商品ページの転換率の関係を見るのも一手です。

よくある質問

UGCと口コミ・レビューは何が違いますか?

口コミやレビューもUGCの一種です。UGCは写真・動画・ブログなども含む、より広い概念を指します。本記事の仕掛けは、レビュー収集にもそのまま応用できます。

ネガティブな投稿が増えるのが怖いのですが?

ネガティブな声をゼロにはできませんが、過度に恐れる必要はありません。好意的な声だけが並ぶより、多少の批判が混ざるほうが自然に読まれます。真摯に返信すれば、対応力を示す機会にもなります。

UGCを自作(サクラ投稿)してもよいですか?

自作や、依頼を隠した投稿は避けてください。対価を渡した投稿に広告表示がなければ、ステマ規制(景品表示法)違反のリスクがあります。発覚した場合の信頼低下は、得られる効果に見合いません。

投稿がまったく集まらない場合はどうすればよいですか?

まず既存顧客への直接依頼から始めます。それでも集まらない場合は、商材がUGCに不向きな可能性があります。導入事例やお客様の声など、企業が取材して作る形に切り替えましょう。

BtoB企業でもUGCは狙えますか?

自発的な投稿は出にくいものの、形を変えれば可能です。展示会やセミナー参加者の投稿、導入企業へのインタビューが現実的です。担当者個人のSNS発信を後押しする方法もあります。

まとめ

  • UGCは第三者の実体験として信頼され、AI検索経由の露出にも影響し始めている
  • 商材には向き不向きがあり、出にくい商材は「顧客の声コンテンツ」へ振り替える
  • 増やすには、きっかけ(公式タグ)・見返り(特典)・体験設計の3点を仕込む
  • 集めたUGCは広告・LP・EC・店頭など、購入を迷う場面に配置する
  • 転載には事前の許諾取得が不可欠。効果は量→質→売上波及の順で測る

次の一歩として、公式ハッシュタグを1つ決め、既存顧客への投稿依頼から始めてみてください。小さく始めて、集まった声の活用先を広げていくのが着実です。

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